土地を手に入れる①~きっかけ~

家づくりのこと

ハロー、みなさん

マイホームをつくるのに、土地を探して半年ほど…思わぬところから話が舞い込んできました。

今回は土地ゲットの話。

隣の土地は…

当初使おうとしていた土地は、以前は祖父が住んでいて、現在は母が所有者というものでした。

私の実家近く、親の名義の土地に家を建てられる、と幸運な展開のはずでしたが…。

そこは土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)で、面積の割に使えないスペースが大きすぎるという残念な代物でした。

平屋を作りたいのに二階建てしか乗らない…!

それは望むところではない…!

仕方なくそこを諦め、別の場所に土地を探していたところ、なんと隣の土地を売ってもらえることになりました。

祖父の家のお隣さんは、記憶の中では私の幼い頃からすでにおじいさんのひとり暮らしでした。

数年前に亡くなったので、私が思っていたほどお歳を召してはいなかったのかも知れません。

空き家になってからは、別居している息子さんが時々家の風通しに通ってきていました。

とある日の風通しの際に私の父が世間話の中で、娘(私)が土地を探している旨を伝えたようです。

じゃあ売ろうか、という話が私たち夫婦にやってきました。

実家とはいえ、空き家のメンテナンスに定期的に通うことを負担に感じていたよう。

名義のある他の不動産もついでに手放すつもりでもあるとのこと。

「隣の土地は借金してでも買え」

そんな格言もあるほど、ありがたくラッキーな話です。

個人売買の面倒

仲介業者を挟まない故、面倒なことが多々ありました。

まず売買する土地の登記情報の取得です。

法務局にて取得するのですが、平日にはなかなか時間が取れません。

なのでネットで登記情報提供サービスを利用しました。

現在の所有者、面積、地目(宅地・田畑・雑種地などの種別)、債権の設定などが分かります。

登記情報を調べてみたところ、なんと大昔の抵当権が残っていることが判明しました。

まさかこの抵当権(借金のカタ)が後々に大きな問題を引き起こすことになろうとは…。

次に契約書を自分で作成せねばなりません。

文面も考え、それっぽく整えます。

契約書に貼る印紙代を調べます。「印紙代 国税庁」で調べると出てきます。

このような事務作業は知識のある夫が次々とこなしていました。ありがたい。

そしていよいよ契約を交わす日が…。

しかしなかなかスムーズには進まないものなのですよね。

価格の相場についてお互いに自信が無く、契約書に印鑑を押す直前に売り手から「本当にこの値段って妥当?」とゴネられ。

「ちょっと調べてみる」と後日提示された金額は2割増になってました。

正直割増しは痛かったのですが、土地を欲しがっているのはこちらのほうで、立場が弱いのです。

相手の言い値も、許容範囲内であれば受け入れなければなりません。

契約書を作り直して、今度こそ互いの印鑑を押せました。

晴れて、我らは家(築40年)つき土地・裏山・3,000坪の山林を手に入れたのでした。

レッドゾーンふたたび

祖父の家の隣ということで、購入した土地も勿論レッドゾーンです。

以前に「レッドゾーンに家を建てるのは現実的でない」と結論付けたにも関わらず、です。

新築しようとするならば、120坪ほどのスペースのうち、30坪は使えません。

…新築するならば、です。

そう、この土地には上物があるのです。築40年とはいえ、レッドゾーンを気にしなくて良い家屋が既に存在しているのです(気にしなくていい、というのは少々語弊があるな)。

レッドゾーンは、「大雨で土砂崩れが起きた際、流れ出す土砂に埋もれない程度には居住場所を斜面から離しておいてね」という線引きのことです。

しかしその指定以前に建てられた家屋については、そのままでオッケーです。だってもうそこにあるんだもん。

増築しなければ、改築もオッケーです。

勿論、新築に憧れはありますが…俄かに「リフォーム」という手段が浮き上がってきました。

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